Gの知的生活。

「知的生産」という言葉が好き。カメラや読書や、美味しい食べ物も好き。

カードの代わりのルーズリーフ

「知的生産の技術」を読んでからというもの、
どんな道具を使うのが一番良いのか、日々試行錯誤を続けている。

最近は“ノート術”ブームだけども、どうもいまひとつピンとこない。


「知的生産の技術」には、こう書いてある。

 かいた内容を分類・整理するためにも、ページの追加や順序の変更ができたらいいのに、とおもうことがしばしばある。事項ごとに別のノートを用意しておくというのも一つの方法だが、とりあつかう事項が複雑になってくると、何十冊ものノートがならび、どれに記入するべきか、迷ってしまうということにもなる。

そうそう。
なんだかんだ言ってやはし普通のノートが一番書きやすいんだけど、
この「ページの追加や順序の変更」ができないことと、
「複数冊用意することの混乱」はこれまで経験済みで、結局途中で投げ出してしまった。


そして、「知的生産の技術」の続きは、こうなっている。

 そこでかんがえだされたのが、ルース・リーフ式のノートであろう。しかし〜
(中略)
ノートのかわりとしては、かなり欠点のおおいものである。

梅棹忠夫はこう考え、有名な“京大カード”方式に行き着いたワケなのだけど。

…しかし。
カードは、どうも扱いづらい。
日常的に背広を着て行動する職業じゃないため、ポケットには入らない。
常に手に持って歩き回るワケにもいかないので、持ち歩くには微妙なサイズ。
手帳と別にカードを導入すると、持ち歩くものが純粋に増えるコトになってしまう。

多少欠点はあったとしても、個人的にはA5サイズのルーズリーフを使いたい。
ルーズリーフなら、最近は手帳代わりに使えるリフィルも売っている。

A5サイズなら、バインダーもリフィルも選択肢があるし、
そうすれば“手帳”の機能と“情報の蓄積”を同時に一冊でできるので、
情報の一元化もできるし、持ち歩くものを必要以上に増やさずに済む。

最近なら、プリンターでルーズリーフに直接印刷するのも容易だし。
色々と、活用の幅があるような気がする。

…なので。

自分なりの、A5ルーズリーフを用いた“知的生産の技術”を考えてみよう。

そう思い、試行錯誤を続けているのです。